毎月、開催している「ノーリフト=持ち上げないケア」研修会も早いもので、7回目となりました。
勉強させていただくうちに、移乗ケアについてわかってきたことがあります。
それは、「ご利用者の状態により(移乗)ケアの方法を変える必要がある」という当然といえば当然の事でした。
しかし現状を見てみると、移乗ケアは1人又は2人で「持ち上げる」という選択肢しかありません。
選択肢の改善として、勉強会の中で、スライディングボード「持ち上げずに横へ滑らせる」を使用してみました。
するとスライディングボードも難しいご利用者様がいる事に気づきます。「座位が保てない」ご利用者様です。
結果、「座位が保てない」ご利用者の場合、介護スタッフが「全体重を持ち上げないと移乗できない。とても大変な現状が浮かび上がりました。勿論、ケアをうけるご利用者様も介護スタッフ同様、大きな負担がかかっています。
解決策は、天井走行式等のリフト導入(安全に機械が持ち上げる)です。すべての居室内に設置が理想ではありますが、まずは一部のご利用者様(座位が保てない)の居室内設置が目標です。
しかし、高額費用をはじめ、その他いくつかの課題は残ります。